TACCHANの日記

アラフォー男性の様々な人生体験から学んだ智慧のご紹介

マインドフルネス瞑想 苦しみを手放し 今を生き抜く 私なりの方法

マインドフルネス瞑想を活用することで最近は苦しみを徐々に手放せるようになってきました。

 

手放すというより、苦しみを作っている自分に気づき、苦しむ選択をし続けるか、苦しみを手放す選択をし直すかといったところでしょうか。

 

その昔、インドを攻めて来たアレキサンダー大王と対峙したヨーガの行者さんは大王の威嚇に微動だにしなかったという逸話を教えていただいた事があります。

 

話の内容としては、大王がインド遠征へ向かう道中、瞑想しているヨーガ行者さんが道を阻んで邪魔だったようです。

 

大王はヨーガ行者さんに、邪魔だどけ、どかなければ殺すぞと脅したようですが、ヨーガ行者さんは微動だにしなかったようです。

 

アレキサンダー大王は死を恐れないヨーガ行者さんに気味の悪さを感じて、インドに攻め込む事をやめたという話です。

 

この時のヨーガ行者さんは死という苦しみを手放していたのだろうかと私は推測します。

 

仏教でも生、老、病、死という苦しみを説いていますから、死は苦しみ何だろうと思います。

 

今回は私なりの方法で日常的な苦しみから解放されつつある、マインドフルネスの体験をご紹介したいと思います。

 

 

マインドフルネスとの出会い

 

私は2018年にマインドフルネス瞑想と出会いました。

 

10数年行っている営業の仕事に従事する中で、自分の欲に執着をすることが多くなり、離婚を経験したために心身症が露わになった事がきっかけでマインドフルネスを学び始めました。

 

まずは自分に気づく事が出来るかが鍵になってくるかと思います。

 

自分に気づくとは、マインドフルネス的に表現すると「今ここ」に気づく事です。

 

車を運転する時に無意識に運転する自動運転型で時間を過ごすのか、今ここの自分に気づき、意図的に注意のを意識的に向けながら時間を過ごすのかの違いがあると思います。

 

無意識に自動運転で時間を過ごすと何がいけないのか!!

 

なんてことも考えるかもしれませんが、マインドフルネスは価値判断をしないでありのままを感じたり、観察しますので、無意識の自分が悪いというわけではありません。

 

只、自分の意識が無意識に自動運転的に生きているという事は欲にただ反応しながら欲のままに生きているとも言いかえる事ができると思います。

 

同じ欲を感じるにしても苦しい方向に向かうのであれば、そこは方向転換ができるようにして、自分が幸せに生きて行けるようにした方が自分にとっては有益な判断になるのではないでしょうか。

 

そんな視点から、私の場合は自分の幸福追求の為にマインドフルネスを実践しています。 

 

理論を知り、実践をする。マインドフルネスと仏教。

 

理論負荷性という言葉があるように、まずは理論を理解する事からはじめました。

 

私がマインドフルネスの理論を知るために読んだ本があります。

 

「マインドフルネス ストレス低減法」というタイトルで、著者はジョン・カバットジン氏です。

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呼吸を観察する方法が記載されています。

 

呼吸は無料ですから手軽に始められますよね。

 

私はヨガインストラクターの資格を持っているのですが、ヨーガの瞑想方法とは注意の獲得の方法が異なり、「目覚め」の瞑想方法になるかと思います。

 

仏教ではヴィパッサナー瞑想がありますが、そのヴィパッサナー瞑想の宗教要素を抜いたものがマインドフルネスだと表現できるかと思います。

 

その他の瞑想方法として、回想法を用いた慈悲の瞑想もありますが、マインドフルネス瞑想は「今ここ」だけを生きる瞑想と言えると思います。

 

 

愛情や感情、幸せなんかも一過性ですが、その一過性のものを感じながら常に生きる事ができると幸福感にあふれますよね。

 

自分の幸福感もコントロールできるというか、幸福感が湧く方に自分をコントロールする事ができるようになるきっかけがマインドフルネス瞑想だと思います。

 

気づく事

 

私の場合はJさんの本を読んでいても、内容が外国人の方の話なので、自分自身に重ねて想像する事がなかなかできませんでした。

 

なので、うまくいかなくてもいいと思って、とりあえずトライしました。

 

すると徐々に自分の思考に気づく様になってきました。

 

その瞑想をしている間に幸福感がでるなんて事はないと思います。

 

幸福感というのは行動から生じる外部刺激との折衝で生じる結果、脳から物質が生じる反応だと脳科学的には言われています。

 

マインドフルネス瞑想をして幸福感が出たなんてのは妄想的な思考に頭の中が支配されているのではないかと思いますので、マインフルネス瞑想と幸福観とは直結するものではないと思います。

 

そんなこんなで自分の思考プロセスに気づくと、徐々に自分の思考のクセに気づく事ができて、思考から一過性の感情が湧き出ている事まで気づけるようになってくるかと思います。

 

思考プロセスや思考のクセと感情の関係を客観的に見直して、調整を加える事で精神面の自己制御が出来てくるかと思います。

 

自分の精神世界という抽象的な世界をコントロールできると苦しみも手放せるという法則的なものですので、単にリフレーミング技術を使いオールポジティブに何でも捉える楽天主義とは一線を画するところがあると私は考えます。

 

楽観主義的思考になると私は考えます。

 

私なりのやり方

 

気づく事について述べましたが、多忙でストレスの多い現代社会でそこまで出来るかと問われると、ヨーガ行者さんのように自分の時間を修行に費やせたら出来るかもしれませんが、そこまでできる余裕がないのが現代人の実情ではないでしょうか。

 

日本ヴィパッサナー協会さんが運営している集中瞑想体験も10日間ですから、同じ取り組みが実生活でできません。

 

そこで私なりに心の気づきを多くするおすすめは、長く寝る事です。

 

とりあえず長く寝てみて自分の心の動きを見つめていきます。

 

いつもは朝7時頃に起きていて目が覚めてもそのまま寝続ける事が出来るところまで寝て自分を観察します。

 

朝は頭の中がクリアで、朝食を食べていなければ食べ物の消化で脳の酸素を腸に奪われません。とても効率が良いと思います。

実際に朝寝坊を多くすることで自分への気づきが多く出来るようになりました。

 

おかげさまで今では心身症の症状に気づく事になり、その原因になっているトラウマ的体験を客観的に観察したり、その影響からくるネガティブな思考に気づいて、思考や行動を調整できるようになっています。

 

おわりに

 

瞑想について様々な本が出版されています。

 

今回紹介いたしましたJさんの本は慢性疼痛の方にマインドフルネスを実践していただいて症状が緩和したという内容のものです。

 

瞑想について正解はないと私は思いますので、宗教色のあるものも含めて色々と実践して様々な視点で瞑想を捉えてもいいのではないのでしょうか。

 

そもそもマインドフルネス的にいうと、正解も不正解、良いも悪いもないことになるのですが、、、

 

何かを良いとすると何かが悪いと価値判断しているだけですからね。

 

ではでは。